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【30年続く、繁盛店を目指して|来店数を増やして売上を上げる方法】

来客数
お店の前まで足を運んでくれたお客様を、店内まで導きいれる導線はできていますか?
売上は、来客数×客単価でしたね。

1,来店者数を増やして、売上を伸ばす為に

売上高=来店者数×客単価でしたね。
客単価とは、1人当りのお客様の利用金額のことでした。
つまり、お店の売上は、来店されたお客様が一体いくら使ってくれたのかで決まってきます。

1人でも多くのお客様に来てもらうか、
1円でも多く利用してもらうことで、売上は伸びていきます。

さて、「1人でも多く」です。
お店の前まで来て店内の様子をうかがったり、ショーケースを眺めてみたり。
でも、入店することなく帰ってしまう方は、「お客様」でしょうか?
「お客様」にはカウントされませんね。

飲食業のお客様と小売業のお客様との大きな違いは、どこにあると思いますか?
「入店されたら、何か買う」のが飲食業のお客様です。
小売業の場合は、店内を眺めてそのまま帰るという事も多いです。
一方、飲食業の場合は入店されたお客様は、何もせずに帰るという事はほとんどありません。

折角、お店の前まで足を運んでもらっているのに、入店していただければ少しでも売上を伸ばすことができるのに、なぜ入店してもらえないでしょうか?

2、入店をためらう理由はどこにあるのか?

来店、入店していただけば売上を伸ばすことができるのに、店の前まで来ていただいているのに、入店していただけない・・・

お客様の立場で考えてみましょう。
「とてもおしゃれ」「すごくおいしそう」
でも・・・そう、綺麗であればあるほど、美味しそうであればあるほど、逆に敷居をあげてしまうことがある。

「なんだか、逆にはいりずらい」
という気持ちが働いてしまいます。

あなたが、お客様のことを想い、商品・サービスにこだわり、日々努力を重ねていたとしても、そのことでお客様に誤解を与えていてしまったり、お客様の足を遠ざけてしまっているとしたら、残念なことだと思いませんか。

実際に「体験」してもらわないと、その素晴らしさ、美味しさは伝わらない。
お店の中には、素晴らしい料理とサービスが用意されていたとしても、入店してもらえないことには、それらを提供できる場がないのです。

「入りずらいな」の壁を取り払う

お客様は初めてのお店は不安に感じます。SNSが発達して様々な情報が発信されているとしても、口コミなどで予め情報収集ができるとしても、いざ、自分が入店するとなると・・・・

「どんな店なのか?」「高いかも・・・」

やっぱりやめておこうか、と。

この「不安」が登場してしまうと、お客様は店の中に入ってきてはくれません。

この「不安」を取り除く為にあなたが予めできることは

飲食店

店内の様子を伝える

オーナーやスタッフの様子を伝える。

「高いかも」は、メニューボードを置いてみたりすることで、おおよその価格帯を掲示するだけで、その不安を取り除くことができます。

お店を外から見ただけではわからない「ブラックボックス」にしてしまうと、敷居が高くなります。

「どんな人がいて、どんなお客様が集まっていて、いくら位で、何があるか」をざっくばらんに伝わるようにしておくだけも十分です。

一言添えるだけでも大丈夫です。

お1人様にご利用いただきたいのであれば、
「お1人様でも、お気軽にどうぞ!」

女性にご利用いただきたいのであれば
「女性にも人気、お客様の半分は女性です」

「初めてご来店のお客様、ありがとうございます。お気軽に店内へお進みください」
と書くだけでも、印象が変わります。

食材へのこだわりや、料理方法のこだわり、食べ方のこだわり等を、サラッと書いてみるのも良いかもしれません。

お客様の「何となく入りずらい」という不安を、「なんだか楽しそう、中に入りたい」という興味に変えることで、入店を促すことができます。

3,おいしい料理の写真と言葉。

飲食店であるからには、やはり「美味しい料理」と「快適なサービス」は外せません。
店前看板で

「うわ、食べてみたい、入ろう」

と思わせるものが出せれば、それで目的は達成されたも同然です。
あれもこれもと、何品も紹介する必要はありません。

「食べてみたい」と思われそうな料理を3~4品チョイスして試してみましょう。ここで注意したいことが1つ
「食べてもらいたい」ものでは、ダメです。
「食べてみたい」もの、と思ってもらうことが重要です。

グランドオープンしたからには、30年は続けてもらいます
自分の子供達と酒を酌み交わすお店創りをお手伝い
繁盛店開業支援マイスター、横浜の行政書士丸山